大阪市立大学 研究者要覧


水野 寿朗(ミズノ トシロウ)MIZUNO Toshirou

  • 所属研究科・専攻:理学研究科 生物地球系専攻(生体機能生物学) 職名:講師
更新日:2016/01/20

プロフィール

主な取得学位

  • 理学博士

主な専門分野

  • 発生生物学

現在の研究概要

  • カエル胞胚の中胚葉誘導に関し2つの相反する仮説がある。誘導源とされる植物極側に誘導因子が局在する説と、細胞自律的な決定因子が存在するとの説であり、現在これらの仮説の妥当性を検討した。先験的な因子の局在を仮定しない、空間的な相互作用のみで中胚葉形成を示す数理モデルを構成できる。これは反応拡散モデルに空間依存的な反応生産量を定義することで得られ、この定義は、細胞の密度が植物極側ほど低いことを踏まえたものである。このモデル上で実験形態学的な移植実験を模したところ、植物極側から動物極側への「中胚葉誘導」が観察された。また、予定域を単離することで、中胚葉の「自律的分化」も観察された。これらの解析から現在、中胚葉形成の2つの仮説は矛盾なく両立し、ある単一のメカニズムの一面として理解できる、との可能性を論じている。またこのモデルは、魚類など他の下等脊椎動物胚の理解にも役立つと思われる。

主な経歴

取得学位

  • 理学博士

学歴

  • 名古屋大学 理学研究科 分子生物学専攻
  • 北海道大学 水産学部 水産増殖学科
  • 北海道大学理学研究科生物科学専攻修士課程

職歴

  • 1998-2001年 日本学術振興会特別研究員

現在の主な研究課題

現在の専門分野

  • 発生生物学

現在の研究課題

  • 課題名:下等脊椎動物胚の初期パターン形成
    研究分野:発生生物学
    キーワード:魚類、両生類、実験形態学

現在の研究概要

  • カエル胞胚の中胚葉誘導に関し2つの相反する仮説がある。誘導源とされる植物極側に誘導因子が局在する説と、細胞自律的な決定因子が存在するとの説であり、現在これらの仮説の妥当性を検討した。先験的な因子の局在を仮定しない、空間的な相互作用のみで中胚葉形成を示す数理モデルを構成できる。これは反応拡散モデルに空間依存的な反応生産量を定義することで得られ、この定義は、細胞の密度が植物極側ほど低いことを踏まえたものである。このモデル上で実験形態学的な移植実験を模したところ、植物極側から動物極側への「中胚葉誘導」が観察された。また、予定域を単離することで、中胚葉の「自律的分化」も観察された。これらの解析から現在、中胚葉形成の2つの仮説は矛盾なく両立し、ある単一のメカニズムの一面として理解できる、との可能性を論じている。またこのモデルは、魚類など他の下等脊椎動物胚の理解にも役立つと思われる。

主要な研究業績

著書・論文

  • Localized axis determinant in the early cleavage embryo of goldfish, Carassius auratus.
    種別:論文
    単著・共著別:共著
    出版年月:1997年
    出版社:Dev. Genes Evol.
    巻/号、頁:206巻389-396頁
    共著者名:Etsuro Yamaha, Fumio Yamazaki
  • Mesoderm induction in zebrafish.
    種別:論文
    単著・共著別:共著
    出版年月:1996年
    出版社:Nature
    巻/号、頁:383巻131-132頁
    共著者名:Etsuro Yamaha, Masami Wakahara, Atsushi Kuroiwa, Hiroyuki Takeda
  • Removal of vegetal yolk causes dorsal deficiencies and impairs dorsal-inducing ability of the yolk cell in zebrafish.
    種別:論文
    単著・共著別:共著
    出版年月:1999年
    出版社:Mech. Dev.
    巻/号、頁:81巻51-63頁
    共著者名:Etsuro Yamaha, Atsushi Kuroiwa, Hiroyuki Takeda
  • 背腹軸形成と中胚葉誘導の実験形態学
    種別:総説
    単著・共著別:共著
    出版年月:2000年
    出版社:蛋白質核酸酵素
    巻/号、頁:45巻17号2712-2719頁
    共著者名:山羽悦郎
  • Cell and tissue transplantation in zebrafish embryos.
    種別:総説
    単著・共著別:共著
    出版年月:1999年
    出版社:Molecular Methods in Developmental Biology - Xenopus and Zebrafish. Humana. USA
    巻/号、頁:15-28頁
    共著者名:Minori Shinya, Hiroyuki Takeda
  • Formation and patterning roles of the yolk syncytial layer
    種別:総説
    単著・共著別:共著
    出版年月:2002年
    出版社:Results and Problems in Cell Differentiation, Pattern Formation in Zebrafish
    巻/号、頁:40巻1-14頁
    共著者名:Takuya Sakaguchi, Hiroyuki Takeda
  • Chimeric fish produced by exchanging upper parts of blastoderms in goldfish blastulas.
    種別:論文
    単著・共著別:共著
    出版年月:1997年
    出版社:Fisheries Science
    巻/号、頁:63巻514-519頁
    共著者名:Etsuro Yamaha, Yutaka Hasebe and Fumio Yamazaki
  • Dorsal specification in blastoderm at the blastula stage in the goldfish, Carassius auratus.
    種別:論文
    単著・共著別:共著
    出版年月:1998年
    出版社:Develop. Growth. Differ.
    巻/号、頁:40巻267-275頁
    共著者名:Etsuro Yamaha, Yutaka Hasebe, Hiroyuki Takeda Fumio Yamazaki
  • A novel homeobox gene, dharma, can induce the organizer in a non-cell-autonomous manner.
    種別:論文
    単著・共著別:共著
    出版年月:1998年
    出版社:Genes Dev.
    巻/号、頁:12巻2345-2353頁
    共著者名:Yamanaka, Y., Sasai, Y., Kishi, M., Takeda, H., Kim, C.-H. et al.
  • キンギョの初期発生過程.
    種別:論文
    単著・共著別:共著
    出版年月:1999年
    出版社:日本水産学会誌
    巻/号、頁:65巻709-717頁
    共著者名:山羽悦郎,松下 健,長谷部優
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  • Localized axis determinant in the early cleavage embryo of goldfish, Carassius auratus.
    種別:論文
    単著・共著別:共著
    出版年月:1997年
    出版社:Dev. Genes Evol.
    巻/号、頁:206巻389-396頁
    共著者名:Etsuro Yamaha, Fumio Yamazaki
  • Mesoderm induction in zebrafish.
    種別:論文
    単著・共著別:共著
    出版年月:1996年
    出版社:Nature
    巻/号、頁:383巻131-132頁
    共著者名:Etsuro Yamaha, Masami Wakahara, Atsushi Kuroiwa, Hiroyuki Takeda
  • Removal of vegetal yolk causes dorsal deficiencies and impairs dorsal-inducing ability of the yolk cell in zebrafish.
    種別:論文
    単著・共著別:共著
    出版年月:1999年
    出版社:Mech. Dev.
    巻/号、頁:81巻51-63頁
    共著者名:Etsuro Yamaha, Atsushi Kuroiwa, Hiroyuki Takeda
  • 背腹軸形成と中胚葉誘導の実験形態学
    種別:総説
    単著・共著別:共著
    出版年月:2000年
    出版社:蛋白質核酸酵素
    巻/号、頁:45巻17号2712-2719頁
    共著者名:山羽悦郎
  • Cell and tissue transplantation in zebrafish embryos.
    種別:総説
    単著・共著別:共著
    出版年月:1999年
    出版社:Molecular Methods in Developmental Biology - Xenopus and Zebrafish. Humana. USA
    巻/号、頁:15-28頁
    共著者名:Minori Shinya, Hiroyuki Takeda
  • Formation and patterning roles of the yolk syncytial layer
    種別:総説
    単著・共著別:共著
    出版年月:2002年
    出版社:Results and Problems in Cell Differentiation, Pattern Formation in Zebrafish
    巻/号、頁:40巻1-14頁
    共著者名:Takuya Sakaguchi, Hiroyuki Takeda
  • Chimeric fish produced by exchanging upper parts of blastoderms in goldfish blastulas.
    種別:論文
    単著・共著別:共著
    出版年月:1997年
    出版社:Fisheries Science
    巻/号、頁:63巻514-519頁
    共著者名:Etsuro Yamaha, Yutaka Hasebe and Fumio Yamazaki
  • Dorsal specification in blastoderm at the blastula stage in the goldfish, Carassius auratus.
    種別:論文
    単著・共著別:共著
    出版年月:1998年
    出版社:Develop. Growth. Differ.
    巻/号、頁:40巻267-275頁
    共著者名:Etsuro Yamaha, Yutaka Hasebe, Hiroyuki Takeda Fumio Yamazaki
  • A novel homeobox gene, dharma, can induce the organizer in a non-cell-autonomous manner.
    種別:論文
    単著・共著別:共著
    出版年月:1998年
    出版社:Genes Dev.
    巻/号、頁:12巻2345-2353頁
    共著者名:Yamanaka, Y., Sasai, Y., Kishi, M., Takeda, H., Kim, C.-H. et al.
  • キンギョの初期発生過程.
    種別:論文
    単著・共著別:共著
    出版年月:1999年
    出版社:日本水産学会誌
    巻/号、頁:65巻709-717頁
    共著者名:山羽悦郎,松下 健,長谷部優
  • Initial anteroposterior pattern of the zebrafish central nervous system is determined by differential competence of the epiblast.
    種別:論文
    単著・共著別:共著
    出版年月:1998年
    出版社:Development
    巻/号、頁:125巻1957-1966頁
    共著者名:Sumito Koshida, Minori Shinya, Atsushi Kuroiwa and Hiroyuki Takeda

学会活動

所属学会

  • 学会名:日本発生生物学会
  • 学会名:日本動物学会

教育活動

担当講義

  • 授業科目名:発生生物学II
    講義区分:専門
  • 授業科目名:生物学概論
    講義区分:専門
  • 授業科目名:臨海実習
    講義区分:専門
  • 授業科目名:専門生物学実験B
    講義区分:専門
  • 授業科目名:生物学実験A
    講義区分:共通
  • 授業科目名:生物学概論II
    講義区分:共通

産学官連携可能情報

専門分野

  • 発生生物学

所属研究部門

  • 理学研究科 生物地球系専攻(生体機能生物学)

現在の研究課題

  • 課題名:下等脊椎動物胚の初期パターン形成
    研究分野:発生生物学
    キーワード:魚類、両生類、実験形態学

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